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アイドル進化論。への道 #2

2012年、私を待っていたのは鹿屋市の国文祭企画を考えてくれという連絡。

知名度のない国文祭を盛り上げるためには目立つことをするしかない。

そこで私は、今大流行のサブカルイベントをやって、鹿屋をアピールすることにしたの。でも

「その出演者はなしです!」

「エライ人のために何をすべきか、よく考えることね」

それでも私は鹿屋のために何かしたい。諦めきれない!私、やっぱりやる!

え?

気を取り直して、2012年、「アイドル進化論。」企画時に付けたサブタイトルは「ポップカルチャーフェスティバル」。

国文祭関係なく、いつかやりたいと思ってたんですよ。

だって、世界中で今一番面白くないですか、このジャンル。そこに転がりこんできたのが国文祭の話だったわけで。

しかし、企画が承認されたはいいものの、鹿児島市内ならともかく、鹿屋で成立するの?という不安は物凄くありました。

さらに、当初想定していた出演者ではありきたりという評価を一部受けました。

まあ、出演者については基本この線でいいではないですか、それよりこのジャンル自体が鹿屋で受け入れられるのかが心配です、と言ってましたね。

もうひとつ、これは覚悟していたことだったのですが、「アイドル進化論。」というタイトルですね。

「どんなアイドル呼ぶんですか?」って絶対訊かれるわけです。

いや、そういうイベントではないんですよと、結局「アイドル進化論。」終了まで説明してました。

でも本当に辛かったのは、「アイドル進化論。」ってタイトル付けてんだから、アイドル呼べ!って声が大きくなって、私もほっときゃいいのにブレてしまって、アイドル招聘に向けて動いていた時期が結構あったことです。

これは楽しくなかったですねえ。私が思い描く「アイドル進化論。」がヌルくなっていく気がして。

いや、エライ人に媚びている自分が嫌だっただけか。

まあ、そうは言いつつも、名前は明かせませんが、結構な知名度のアイドルグループと出演料の交渉までいったこともありました。

国文祭なんだから、出演者だけが主役じゃない、参加者みんなで盛り上がるためにはどうしたらいいんだ?

そう言い聞かせ、いろんな葛藤がありまくりの中、まったく知名度のない国文祭とポップカルチャーへの関心を地道に高めていくため起ち上げたのが、ポップカルチャーイベント「りなかる!」なのです。

2013年7月「りなかる!Vol.1」時の一コマ。先取りしてますねw

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